第11回組込み適塾

  • D01-07
レビュー手法

講義日時:2018年7月12日 9:30~ 17:30

講義概要

企業では、ソフトウェア開発プロセスに従い、適切にレビューを行うことが求められている。しかし、開発現場では、形式的なレビューに留まり本来の効果が出ていない事例が多数ある。本講義では、レビューを系統立てて学び、講師の経験を交えた具体的かつ効果的な手法を紹介する。さらに、レビューでとるべき態度の演習も行う。

講師

所属
名古屋大学
講師名
山本雅基

1981年日本電装(現デンソー)に入社。カーエレクトロニクス黎明期に、ナビゲーションシステムやエキスパートシステムなどのソフトウェアの研究・開発に従事。2004年名古屋大学。 2016年大阪大学。2017年名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センターで、企業でのソフトウェア研究・開発・事業の経験を活かした実践的な人材育成に従事。特任教授。

講義内容

  1. ソフトウェア開発の実態
    • ・産業実態調査
    • ・品質は,品物の「質」.ソフトウェア開発では,品物だけではなく多様な「質」を追求する.
  2. 開発プロセスの重視と開発文書
    • ・工場におけるデミングの業績を,ソフトウェア開発の場面で再評価する
  3. レビューの分類と効力
    • ・ピアレビューの細分類     
    • ・レビューの恩恵に思いを馳せる     
  4. インスペクション
    • ・公式なレビューの進め方と注意点
  5. レビュー・コミュニケーション
    • ・人がレビューをするのだから,人に重きを置く
    • ・レビューのコミュニケーションにはコツがある    
    •  ・レビューをレビューする
    •     

受講要件

【受講要件】

レビューに参加した経験があると望ましい。

【事前学習のポイント】
今までに経験したレビューを思い出して下さい.自分の役割は何だったでしょうか.どのような感じを持ったのでしょうか.嫌なことがありましたか.レビューに対して前向きになれますか.などなど,振り返って下さい.

教科書

講義2週間前に電子ファイル送付(事前学習を推奨)

講義に関連する解説記事・参考文献・図書等

カール・ウィーガーズ,大久保(監訳) 「ピアレビュー―高品質ソフトウェア開発のために」 日経BPソフトプレス,2004