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組込み開発現場から見た検証アーキテクトD04-01

講義概要

講座日程:2016年8月22日(半日間)

複雑化する組込みソフトウェアにおいては、検証工程の構造や指針を決定し、開発の中で効果的に検証を行うことが必要となる。本講義では、ソフトウェアアーキテクトと同視点で検証をマネジメントする方法を紹介し、検証アーキテクトとしての役割とは何かについて、開発現場視点での事例を交え解説する。
講師
産業技術総合研究所 セキュアシステム研究部門     西原 秀明
AVCテクノロジー株式会社 システム技術グループ    木村 浩司
【西原 秀明 氏】
2003年より産業技術総合研究所にて形式的検証の適用と普及について研究。特にモデル検査の技術者向け教材作成,知識の整理等に従事。その後形式的モデルベーステスト,高信頼システムの安全分析プロジェクト等に参加。システム開発における数理的(形式的)なアプローチの適用拡大を目指して活動中。

【木村 浩司 氏】
入社以来、業務用ディスプレイ・プロジェクターの組込みソフトウェア開発に従事。特に新プラットフォーム設計時におけるアーキテクトとして種々プロジェクトに参画。現場SPIやCMM取得推進なども推進し、ソフト開発からマネジメントまで幅広く手がける。現在は自社組込ソフト開発部門マネージャとして活動中。

講義内容

  1. 検証アーキテクトとは
    • ・検証アーキテクトの定義
    • ・製品開発における検証アーキテクトの位置付け
  2. 検証アーキテクトの役割
    • ・各開発フェーズにおける検証アーキテクトの役割
    • ・検証アーキテクトに求められるスキル、人材像
    • ・アーキテクト視点での検証マネジメント
  3. 開発現場の事例
    • ・開発現場の抱える問題点(仕組み、スキル、人員)
    • ・再利用/派生開発における、新機能を実装する場合の検証設計事例
    • ・不具合の再発防止を考慮した検証設計事例
    • ・テストツールの有効活用事例
  4. 高信頼システム開発のための検証
    • ・規格などの文書における開発と検証
    • ・検証計画の観点,手法
  5. まとめ

受講要件

検証業務に関わる方

教科書

講義2週間前に電子ファイル送付

講義に関連する解説記事・参考文献等

  特になし

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