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組込みソフトウェア設計論D01-05

講義概要

講座日程:2017年7月10日 9 : 30~ 17 : 30

制御系システムでは、センサから入力したデータを、計算し、アクチュエータを駆動する制御信号を出力する。組込みソフトウェアは、これらの処理を、リアルタイムに実行することが求められている。本講義では、入出力および処理過程のデータに着目してモジュールを整理し、RTOSを用いてリアルタイム性を保つ設計手法を学ぶ。

講師 名古屋大学  山本 雅基

1981年日本電装(現デンソー)に入社。カーエレクトロニクス黎明期に、ナビゲーションシステムやエキスパートシステムなどのソフトウェアの研究・開発に従事。2004年名古屋大学。 2016年大阪大学。2017年名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センターで、企業でのソフトウェア研究・開発・事業の経験を活かした実践的な人材育成に従事。特任教授。

講義内容

  1. そもそも設計とは何をすることか
    • ・産業実態調査
    • ・開発プロセス
    • ・設計書を書くための基礎力
  2. 設計技術の基本としての構造化
    • ・手続き、まとまり、状態遷移
  3. データ中心設計
    • ・技術動向
    • ・組込みソフトウェアにおけるデータを中心に据えた設計の価値
  4. 組込みプログラムの構造
    • ・時間同期
    • ・イベント駆動
  5. 設計に必要な知識
    • ・設計に必要なハードウェアの知識
    • ・設計に必要なリアルタイムOSの知識

受講要件

【受講要件】
ソフトウエアの設計経験があること。組込みプログラムの開発経験があればなお良い。
【事前学習のポイント】
今までした設計を思い出して下さい. 設計で,どこが難しかったでしょうか.設計をして,何が良かったでしょうか.設計書を書きましたか.そもそも設計とは,何だったのでしょうか.などなど,振り返って下さい.

教科書

講義2週間前に電子ファイル送付(事前学習を推奨)

講義に関連する解説記事・参考文献等

” 04_アーキテクチャ設計書_20090917.doc” 
http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEP/materials/ の 「3.リアルタイム制御アプリケーション開発実習」に同梱 (設計書の事例)

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