開催趣旨
新型肺炎の感染拡大は世界中に脅威を与え、未曽有の景気の落ち込みをもたらしました。そのインパクトの大きさは社会構造の変革を引き起こし、 “アフターコロナ”の世界でも、従来の人手不足と相まって、感染防止に向けた人間同士の接触機会を抑制するための省人化・自動化の流れが、産業用・協働ロボットの普及を後押ししています。人工知能(AI)やIoT技術の進展がその流れを更に加速し、人間と共生するロボットの活躍の舞台は今後大きく広がると考えられます。
本セミナーでは、これらのアフターコロナ社会におけるロボットの活躍に関する最新動向を紹介するとともに、ものづくり企業をはじめとする様々な分野の企業に対して将来のビジネスに関するヒントを与えることを目的とし、ロボット、AI の活用と将来展望についてオンラインでのセミナーを開催いたします。
開催概要
テーマ | アフターコロナ社会を見据えたロボット、AI の活用と将来展望について |
日程 | 2021 年 1 月 28 日(木)13:30 ~ 16:00 |
対象 | アフターコロナ社会におけるロボットの活躍に関する分野に興味のある方、この領域でのビジネスに関して何らかのヒントを探している方 |
会場 | Zoomウェビナー |
開催体制 |
主催:組込みシステム産業振興機構(ESIP) 共催:(一社)i-RooBO Network Forum 、(公社)関西経済連合会 |
スケジュール
| 13:35 |
[開会挨拶]
組込みシステム産業振興機構 事務局長 矢野 健太郎 |
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| 14:15 |
[基調講演]
「関西地域におけるロボット導入支援と人材育成について」 一般社団法人i-RooBO Network Forum 会長 坂本 俊雄 氏 (株式会社ブリッジ・ソリューション 代表取締役) 最近の深刻な人手不足や感染症拡大による人同士の接触機会の低減などから、自動化・ロボット導入の要請は益々増大しています。一方で、それらを支えるロボットSIerはまだまだ不足しており、さらに高度なSI技術が求められるようになってきています。本講演では、関西におけるロボット導入支援やロボットSIer同士の連携、さらにロボットSIer人材の育成についての取り組みなどを紹介します。 |
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| 14:45 |
[講演①]
「パナソニックにおけるロボティクスを活用した共創型イノベーション」 パナソニック株式会社 イノベーション推進部門 マニュファクチャリングイノベーション本部 ロボティクス推進室 総括担当 安藤 健 氏 Withコロナ、Afterコロナという文脈の中で、ロボティクスの活用への期待が今まで以上に高まっている。本講演では、そのような背景の中で、自動化技術による生産性向上と自己拡張技術による幸福度向上という2面からの取組みをパナソニックにおける取組み事例も交えながら紹介する。特に、自動化技術に関しては、農業、物流などのサービス産業における開発・実証事例、自己拡張技術に関してはくらし空間のWell-beingの実現を目指すための開発・実証事例を紹介する。これらの事例を通して、今後必要となっていく様々なステークホルダとの共創型のイノベーションに関して議論を展開していく。 |
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| 15:25 |
[講演②]
「ロボットやモビリティを活用したサービスビジネスにおける新たな価値創造とは」 株式会社ロボリューション 代表取締役 小西 康晴 氏 弊社で10年以上に渡り、大手上場企業様のサービスロボット開発・導入プロデュース事業を進める中で、実用化まで達成したプロジェクトを幾つか紹介し、その成功の秘訣についてお話します。また現在、開発を進めている自律走行誘導ロボットと追従モビリティを連動させた移動ソリューション「ROBOLUTION」についても、技術的な視点と、サービスビジネスの観点から、新たな価値創造の重要性、及び、難しさについてお話します。加えて、大阪・関西万博2025を見据えた未来への展望についてお伝えします。 |
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| 15:55 |
[講演③]
「テムザックדワークロイド”が創るこれからの新時代」 株式会社テムザック 代表取締役社長 川久保 勇次 氏 テムザックは、これまでサービスロボットの中でも人手不足の解消や、危険な作業を代わりに行ってくれるような、本当に人の役に立ち作業を行うロボット、“ワークロイド”を専門に製造開発を進めてきました。アフターコロナの時代となり、これからより安全で新しい価値が求められるなかで、独創的な“ワークロイド”を用いた新しい社会をどのような形で提案できるのか?世界中の人が安全に、幸せな価値ある時間を長く持てる社会の実現、ヒトとロボットのこれからの在り方についてお話します。 |
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| 16:00 |
[閉会挨拶]
組込みシステム産業振興機構 事務局 |
お問合せ
組込みシステム産業振興機構 企画広報 北田、新谷
Mail : esip_info@kansai-kumikomi.net
TEL : 072-751-9951