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実装演習科目の紹介

はじめに

 
本カリキュラムは、組込みシステム設計エンジニア育成を目的とし、特に若手の組込みソフトウェア技術者に対し、ハードウェアの分かるシステム設計者としてのスキルアップを目的としたものである。

監修者大阪大学  尾上 孝雄

大阪大学 理事補佐(情報担当)、大阪大学大学院情報科学研究科 教授。
専門領域は画像符号化システム,音声処理システム等の システムオンチップ設計, 組込みシステムの低消費電力化などの研究に従事。ISO/IEC SC29/WG1 (JPEG) 国内小委員会委員. 産学連携によるベンチャー起業も手がけ,株式会社シンセシス,株式会社アー ニス・サウンド・テクノロジーズの立ち上げ、運営に係わる。

科目の特徴

 実装演習科目は、近年の組込みシステムにおいて、そのシステムの大半の機能をになうFPGA回路開発を体験しながら、ソフトウェア設計とハードウェア設計の役割を理解できるプログラムです。また、講座を通して擬似的なシステム開発を最初から最後まで体験することで、以後の業務ですぐ活かせる仕方で修得します。更に、ボードへ部品を実装するという、ソフトウェア技術者が通常行わない分野の講座を通し、ハードウェア側の作業を体験することで、視野を広げることを期待する。
  • ・企業の実際の現場から培ったノウハウを提供し、今後の業務に活かせる
  • ・受講生同士のグループ討議、講師との討議を通じて、受講生の自主的な参加を促す

目指す人物像

組込み適塾全体の目指す人材像にのっとり、実装演習科目の受講者は「組込みソフトウェア技術者が、ソフトウェアだけでなくハードウェアの基礎・システム開発の基礎を理解し、将来の開発プロジェクトリーダとして活躍出来ること」を目指します。

< 最終目標とする人材像 >

  • ・論理回路の基礎を理解し、簡単な回路の実装とHDL言語設計手法を理解している。
  • ・組込みソフトウェアの構造を理解し、設計変更ができる。
  • ・組込みシステムの設計と実装の一連の開発の流れを理解している。

カリキュラム構成

コース名 概要 日程
初級編 RXマイコンとFPGAの概要学習を通し、組込みシステム開発を、実習を通して理解する。また、組込みソフトウェア特有の事象を体験する。 3日間
実践編 RXマイコンとFPGAの概要学習を通し、マイコンの構造を理解するとともに、組込みシステムのリーダーレベルに達することを目的とする。 5日間

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